2007年03月26日

「虚構市立不条理中学校」 清水義範

【内容】中学校の三者面談にいった妻と息子が帰ってこないので、小説家の蓬原が学校に向かってみると、そこには変な教員ばかり。訳のわからないことを言う教員相手に議論を戦わせながら、妻と息子を捜していると…、という話。
【感想】極端な教員がたくさん出てくるが、どの人の理論も本当に教員が言いそうに思える。現実はそんな風に思ってる教員はまずいないと思うけど。まあ、根底の部分は合ってるんだろうなあ。結構古い本(90年初版)だが、古さは全く感じない。「教育の現場」という言葉は学校でよく使われるが不自然だ、という記述があったが私は特にそうは思わなかった。どう不自然なんだろう?教員はプライドが高い、他から批判されると我慢できない、ともあったがどうなんだろう? 私の知ってる範囲ではプライドの高さなどは職種に関係ない気がするけど…。



Posted by つつみ at 17:09│Comments(1)
この記事へのコメント
どの職場でも、その世界しか知らない人は、“視野”が狭い、のでは、と思います。

まして、人間育成に関わる教員は、もっと視野を広く、“人間力”を豊かに持ち合わせている人を採用するシステム・・・例えば、他の職種の経験、ボランティア活動、元暴走族・突っ張り・引きこもりさん等も何かの形で、教員に加えていくシステムが必要なのでは、と思います。学力試験偏重でなく・・・。学力試験偏重だと、2世代3世代前から、恵まれた経済環境の人が採用されやすい・・・ということになりかねないのではないでしょうか?

採用年齢も、何歳でもいい! 意欲と情熱と謙虚さ・・・
私が教育長なら、そうした方針を出したいのですが・・・(*^_^*)

子どもや親をきちんと説得できる“人間力”・・・このことが、喫緊の課題のように思います。
Posted by 夢想花夢想花 at 2011年11月07日 04:59
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